現在、私たちの体には環境汚染や食品添加物などを通して有害な化学物質などが入り込んできています。また、食生活の変化によるカロリーや塩分などの摂りすぎも問題です。体ばかりではなく、社会の効率化や構造の変化がストレスを増大させ心にも大きな負担を与えています。これらの因子は体や心の健康を脅かす『毒素』と言えます。
生態系や土壌が円滑な循環サイクルによって健全な状態に保つのと同じように、私たちの心や体もよいものを取り入れてエネルギーとし、老廃物や『毒素』を排出する円滑な流れが大切です。この流れが滞ると病気の原因となります。山英では、「冷えとり健康法」を提唱する医師・進藤先生直々にご指導をいただき、緑茶を通してこの問題解決に取り組んでいます。ここでは、毎日簡単に実践できる方法で体に溜まった「毒素」を排出する「冷えとり健康法」をご紹介します。
冷えがあると、体の中に溜まった毒を排出する力を弱めることになります。ご存じのように、冷えると血管が縮んで血行不良が起き、血液や体液の巡りが悪くなり、組織の機能が落ちますから、老廃物は出ていきません。血行をよくして毒を出すには「頭寒足熱」が効果的。〈半身浴〉をして〈服装・靴下〉を見直します。それにより体本来の持つ自然治癒力を高めます。
お湯の温度は37~38度のぬるめにし、みぞおちから下をお湯につけ、20分以上をかけてゆっくり入ります。腕は上半身なので、つけないようにします。体の芯まで熱が十分に伝わり、血液および体液の循環がよくなるため、内臓の働きがよくなり、汗が出てきます。この汗は表皮が温まって出る汗とは違い、体の芯(内臓の毒素)から出る汗です。半身浴は1日何回でも、何時間でもよいのです。排毒を促進させてくれます。
人間の体温は心臓周辺と足元では約6度も温度差があります。そのため足元が冷えた「冷え」の状態になるのです。そこで上半身と下半身の体温バランスをとるために上半身は薄着にし、下半身はとくに足首から下の足元を温かくする服装にします。足にはツボがあり内臓との関係が深いので、靴下をはいて足元を温め、血液および体液の循環をよくすることは内臓を活発にし、内臓に溜まっていた毒素を外へ押し出すことになります。
靴下の重ね履きは、いちばん下に吸収・排出力の最も優れている絹の五本指の靴下をはきます。その上に、吸収力のよい綿、さらに絹と交互に重ねて4~5枚履きます。いちばん上は綿か毛、化繊が少し入ったものでもかまいません。絹と綿を交互に重ね履きするのは、絹が吸収した水分や毒素を綿が受けとめるという特性を活かしたもので、足がムレること無く保温と排毒が行われるからです。靴下が汗でぬれたり、嫌なにおいがしたり毒のために穴があいたりします。また、足に湿疹ができたり、指が赤く腫れたりするくとがありますが、これは毒がでているためで、体調がよくなり毒が出なくなれば、症状は自然になくなります。
食べ物を選ぶときには、なるべく地元でとれた、その季節の食べものをおすすめします。また、農薬・化学肥料はできるだけ使ってないもののほうがよいでしょう。動物性食品や精製・加工食品等も、取り込みすぎないように控えたいものです。食べ過ぎは、悪性のコレステロールを増やし万病の原因となります。まず 食べ過ぎないように腹八分目を心がけ、健康のためにはゆっくりとよく噛んで食べることが大切です。
心の乱れが冷えを呼ぶこともあります。自分勝手で自分本意にものごとを考えると、思い通りにならない時にはイライラ、クヨクヨ、ハラハラします。感情が波立てば当然頭に血が上ることになります。そうすると足もとが冷えて血管が縮み、循環不全になり「冷え」の状態になるということです。自分本位を見直し、他人を思いやり感謝する心を持つよう心がければ、自分と周囲との関係が円滑に循環してゆきます。心が健やかになれば、自律神経や免疫機能の働きがよくなり、体も健康になります。
SADAJI農法茶園の健康な土壌に張った力強い根は、吸収した養分をたっぷりと葉に送ります。これは頭寒足熱で温められた血液や体液が、滞りなく体を巡るのに相通ずるものがあります。山英では、来社していただいた進藤先生に、肥料づくりから茶葉の栽培・加工までご指導いただき、体によいお茶づくりに努めてまいりました。おかげさまで、"せん茶・紫"は「冷えとり健康法」を実践されている方々から、"毒出し能力のあるお茶"としてご愛飲いただいております。
万病の元となる"体の冷え"を取り除く「冷えとり健康法」は、愛知県の医師、進藤義晴先生が提唱されているもので、現在では日本各地に冷えとりのグループが、草の根的な活動をされています。
【進藤義晴先生プロフィール】
大正12年生まれ。大阪大学医学部卒業後、同大学病院でインターンを経て同大学耳鼻咽喉科教室に入局し耳鼻科医になる。昭和46年より小牧市民病院勤務。翌年、同病院副院長に就任。昭和56年、同病院退職を機に自宅にて治療院を開業。(平成3年3月末、閉院、診療打ち切り。)冷えを取ることで万病が治ることを発見し、「冷えとり健康法」を確立。「冷えとり健康法」を広めることに尽力する。
半身浴で体の芯からホカホカ
重ね履きの素材と順番

自分本位の考えから、他人に感謝する心へ。